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「MOLLIS(モリス)」熊本の街角で見つけた、コンクリートと珈琲に囲まれた大人の隠れ家
最近、熊本のカフェシーンが熱い。
おしゃれなコーヒースタンドから、こだわり抜いた自家焙煎所まで、コーヒー好きにはたまらない街になりつつあります。
街中を歩いているとふと地下に続く階段。そこに発見したカフェがあります。
その名も、「MOLLIS(モリス)」。
今回は、一歩足を踏み入れた瞬間に日常の喧騒を忘れさせてくれる、大人の隠れ家をご紹介します!
目次はこちら!
無機質の中に宿る体温。洗練されたインダストリアル空間
場所は熊本市街。
少し落ち着いたエリアのビルを入り、目の前に現れるのは、余計な装飾を一切削ぎ落としたコンクリートの壁。
そこにぽつんと、しかしくっきりとした存在感を放つカフェ!

この入り口を目にしただけで、「あ、ここはきっと良い時間が流れている」と直感しました。
扉を開けると、そこには外観からの期待を裏切らない、圧倒的に洗練された空間が広がっていました。
高い天井には剥き出しのダクトが走り、壁も床も無機質なコンクリート。
そこにステンレスの重厚なカウンターが鎮座しています。

一見すると冷たい印象を受けそうな構成ですが、不思議と店内には温かみがあるのです。
その理由は、絶妙なバランスで配置された「木」の質感と、計算された照明にあるのかもしれません。
カウンターの下やテーブルに使われている深みのあるウッド、そして天井から低く吊るされたペンダントライトが、コンクリートの空間に柔らかな体温を吹き込んでいます。

座席もユニークです。

壁沿いに設えられた長いコンクリートのベンチには、丸い黒のクッションと、移動可能な小さな木のテーブル。
一人で本を読み耽るのにも、友人と静かに語らうのにも、ちょうどいい距離感が保たれています。
「一杯のコーヒー」の背景にある物語
MOLLISの最大の魅力は、空間もさることながら、やはりその「コーヒー」へのこだわりです。
コーヒーは豆毎に種類があり、注文するとコーヒーカードも一緒にやってきます。

そこには単なるメニュー名だけでなく、生産者や農園、標高、精製方法までが細かく記されています。
「私たちが取り扱うコーヒーは、生産者から消費者まで届くまでの過程が明確なスペシャルティコーヒー」
というお店の姿勢が、その一枚一枚から伝わってきます。
今回、私は2種類のコーヒーを体験しました。

1. エル・ミラドール・ストロベリー(El Mirador Strawberry)
まず驚かされたのが、コロンビア産のこの一杯。
「ストロベリーと一緒に発酵させた(Co-fermented with strawberries)」という、非常に珍しい精製方法で作られた豆です。
カップから立ち上がる香りを嗅いだ瞬間、思わず目を見開きました。
本当に、完熟したストロベリーの甘い香りが鼻腔をくすぐります。
コーヒーとイチゴって合うんですね。意外です。
口に含むと、フルーティーな酸味と濃厚な甘みが広がり、これまでの「ブラックコーヒー」の概念を覆されるような体験でした。
2. シーズナルブレンド(Seasonal Blend)
もう一杯は、お店の「今」を表現したシーズナルブレンド。
この時はエチオピア(ナンセボ G1)とブラジル(ボア・ヴィスタ)のブレンドでした。
こちらは中煎りで、口当たりがとても優しい。
エチオピアらしいピーチやマンダリンの華やかさがありつつ、後半にはブラジル由来のナッツやチョコレートのような落ち着いた甘みが余韻として残ります。
コーヒーらしいコーヒーです。
ブラックで飲むとそれぞれの個性が際立ち、少し冷めてくるとさらに果実味が顔を出す。
一杯の中で刻々と表情が変わる、非常に表情豊かなブレンドでした。
濃厚なバスクチーズケーキとの至福のペアリング
コーヒーのお供に選んだのは、こんがりと美しい焼き色のついたバスクチーズケーキ。

このケーキが、また絶品でした。 表面はしっかりとキャラメリゼされたような香ばしさがあり、中は驚くほどしっとり、なめらか。
濃厚なチーズのコクがありながら、後味は決して重すぎません。
特に「シーズナルブレンド」との相性は抜群でした。
コーヒーの持つフルーティーな酸味が、チーズケーキのクリーミーさを引き立て、逆にケーキの甘みがコーヒーのチョコレートのようなコクをより深く感じさせてくれる。
これぞ、完璧なペアリング。
スタッフの方が丁寧にドリップする音。
忙しない日常の中で、自分の感覚だけに向き合える贅沢な時間があり、まるで隠れ家のようです。
訪れる人を優しく包み込む「モリス」の哲学
店名である「MOLLIS」は、ラテン語で「柔らかい」「穏やかな」といった意味を持つそうです。
コンクリートに囲まれた一見クールな空間でありながら、どこかホッとするような居心地の良さを感じるのは、その名の通り、提供されるコーヒーやスタッフの方々の所作に「柔らかさ」が宿っているからでしょう。
カウンターの奥に並ぶ整然とした器具、丁寧に手入れされたエスプレッソマシン、そして一杯ずつ真剣に、かつ軽やかに淹れられるコーヒー。

そのすべてが、この場所の静謐な空気感を作り上げています。
いただいたコーヒーカードの裏面を読んでみると、こんな言葉が綴られていました。
「モリスのコーヒーが、この多様で豊かな飲み物を楽しむきっかけとなれば幸いです。」
その言葉通り、ここには初心者でも楽しめる親しみやすさと、マニアをも唸らせる深いこだわりが共存しています。
コーヒーを単なる「飲み物」としてではなく、一つの「体験」として提供してくれる。そんな気概を感じました。
熊本で「自分に戻る」時間を探しているなら
もしあなたが熊本を訪れる機会があるなら、あるいは熊本にお住まいで、まだここを訪れたことがないのなら。ぜひ一度、MOLLISの扉を開けてみてください。
スマホの画面から目を離し、コンクリートの静かな空間に身を委ね、カードに記されたコーヒーの故郷に思いを馳せる。 そこには、ただ美味しいコーヒーがあるだけでなく、「自分を整える時間」があるはずです。
私もまた、あのストロベリーの香りが恋しくなったら、このコンクリートの隠れ家へ帰ってこようと思います。
- 名前: MOLLIS(モリス)
- 雰囲気: モダン・インダストリアル・静謐
- おすすめ: スペシャルティコーヒー(特にコフェルメント系)、バスクチーズケーキ
- Instagram: @mollis.bf
